何ができるか~支えあいの大切さ

2020.08.25発行 Vol.373
新型コロナウイルスの感染は、専門家はピークを迎えたと発言しているようですが、なかなか収まりを見せません。そのことにより、ビジネスの世界でも本来の業績を出せない会社も少なくありません。当社のお客さまを見ていても、普段とあまり変わらない業績の会社もある一方、かなり多くの会社は、業績の落ち込みを経験しています。
当社には、顧問先さんの他に、450名ほどのセミナー会員さんがおられます。複数で会員になられている会社もあるので、会社数はネットで400社弱です。さまざまな業種の会社があります。私は時々冗談で、「生まれたときから死ぬまで、当社の会員さんの企業にお世話になれば、すべて対応してもらえる」という話をします。多くの業種の会社があるからです。
そして、このコロナ禍で、当社としてもお客さまのために何かできないかをずっと考えていました。先日、NHKのニュースを見ていたら、飲食店の休業や時短などの影響で、食品や飲料などが、大量に余っており、それらを扱う会社の中にはとても苦労しているところがあると報道していました。このニュースを見た瞬間、私は「これだ!」と思いました。
先にも話したように、当社にはさまざまな業種の会員企業さんがいらっしゃいます。そこで、コロナで売れなくなっている商品だけでなく、抗菌作用がある等、コロナで役立ちそうな商品を扱っている会員さんの会社に、商品やサービスの提供をしていただき、それを他の会員さんに買ってもらおうと考えたのです。
当社では「KC会員支えあいプロジェクト」と銘打って、先般、この取り組みを始めました。すぐに10数社の会員さんから、出品のお申し出がありました。チーズケーキ、清酒、靴下、漆喰など、商品はさまざまです。当社がメールなどで商品の紹介をして、そのあとは、直接取引をしていただくこととしましたが、その後も追加での出品が数社ありました。会員さん同士の取引なので、商品の品質やお金の決済には問題は生じないと考えています。
当社の取り組みはとても小さなものですが、こういう厳しい時期に、自社として何をできるかを考えることはとても大切なことだと思います。当社の会員さんの中には、マスクが極めて不足していた時期に、中国でのコネクションを利用して、マスクにほとんど利益を乗せずに輸入したマスクを販売してくれたところもありました。こうした、各社のそれぞれの取り組みが、困難な時期を乗り越えるのにとても大切だと考えています。今一度、自社や自分でできる範囲のことで、お客さまや知り合い、ひいては社会に貢献できることを考えてみるいい機会ではないでしょうか。
【小宮 一慶】
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