都議会でのヤジに思う

2014.06.24発行 Vol.225
 多くの方もご存じだと思いますが、先日、みんなの党の女性議員が東京都議会の議場で発言している際に、他の議員たちから心無いヤジが飛び、石原環境大臣の「金目」発言とともに、大きな問題となっています。海外でも報道されているとのことです。私も東京都民ですが、あのような低劣な議員が選ばれているということに、とても怒りを感じるとともに、同時にとても悲しくなりました。ことが大きくなって、それまで自分がやったことを否定していた一人の自民党議員が一部のヤジを認めていますが、全容が明らかになったわけではなく、ぜひとも、誰があのようなヤジを飛ばしたかをすべて特定して欲しいものです。       

 議長も、疑われている自民党議員団も、議員の特定については当初はまったく前向きの対応をしませんでした。女性議員側は声紋鑑定をしてでも議員を特定しようとして、ようやく一人が名乗り出たという状態です。        

 悪いことをした人間であろうと誰であろうと党に所属している議員を守るというスタンスは、暴力団と同じです。もちろん、主義主張について所属議員の誰かが非難されているのであれば、党を挙げてその議員を守るのは当然ですが、悪事まで守ろうとすると、党自体の存在意義が疑われかねないことに、彼らは気付いていなかったのでしょうか?悪いことについては、同じ党に属する議員であろうときちんと非難すべきです。今回の件を、一人の議員の会派離脱ということで「とかげのしっぽ切り」のようにごまかすことは党としての姿勢に関わることです。

  もうひとつ気になるのが舛添知事の動向です。議会のことなので、関与しないというやり方もあると思いますが、毅然とした態度をとるべきです。支持母体の政党や議員がまずいことになるのは困るというのでは、知事として失格です。上に立つものは、損得でものごとを考えるより先に、何が正しいか正しくないかで判断をするべきなのです。知事の人間としての器が試されているとも言えるでしょう。現知事が前知事と同じレベルでないことを期待するばかりです。       

 いずれにしても、あのような低劣な発言をし、追いつめられると白状する低レベルの都議会議員を選んだのは、私たちの責任です。私も次回の選挙では、政党でなく人柄で選びたいと思います。しかし、なかなか議員個人の人柄が分からないのも実情です。そういった意味からも、ぜひヤジを飛ばした議員すべての特定を早急に行ってもらいたいものです。