自分を見るということ

2015.01.27発行 Vol.239
 このところご縁があってテレビの仕事を結構させてもらっています。大阪の毎日放送で月に8回番組に出ています。「ちちんぷいぷい」という昼の情報番組と、夕方のニュースの「VOICE」には生放送でそれぞれ月に2回ずつ、そして深夜番組の「おとな会」は収録ですが毎週出演しています。その他に、他局の番組にもスポットで出演したりもしています。

 生番組では、出演中の自分の姿は目の前にあるモニターで少し見ることができますが、コメント中のことがほとんどで、あまりはっきりとは見えません。収録の番組も、忙しいこともあり、まず見ることがありません。自分がどんなふうに映っているのかに、もちろん興味はありますが、なかなか見る機会がないのです。

 そんな中、たまたま「おとな会」の放映DVDをいただきました。この番組は、あまりよく知られていないことなどをVTRを見ながら解説するものですが、普段はスタジオでゲストを交えて、収録をしています。たまたま、ロケに出かけたことがあり、その時のDVDをいただいたのです。

 スタジオでは座ったままの映像だけですが、ロケだと歩いたり、見学したり、出演者だけでなくロケ先の方と話したり、食事をしたりなどの場面が出てきます。日常でもそういう場面を自分では見ることがないので、DVDを見て、とても勉強になりました。女優さんと落語家さん、そしてMCの上泉雄一アナウンサーと一緒に出演していたのですが、DVDを見ると、自分の動きが彼らより、やはり「慣れていない」ということに気づきました。テレビにはもう数百回出演しているので、緊張はありませんが、ロケは初めてなので、動きや表情がやはりプロと違うと感じました。とても勉強になりました。

 このDVDを見て、やはり「自分をみること」の大切さを痛感しました。姿かたちや動きだけでなく、自分の心の持ち方など、内面も見ることが大切だと思いました。松下幸之助さんは「自己観照」という言葉を使われますが、自分の心を客観的に見るということです。自分の姿かたちを見ることが反省の材料になるのと同じように、自分の心を客観的に見つめることもとても勉強になります。ただ、心を見ることは、それをしようと思わないとなかなかできないものです。姿を見る鏡はありますが、自分の心を見る鏡は意識しない限りないのです。論語にもあるように「三省」することが必要で、常に自分の姿も心も見ることが大切です。

 余談ですが、1月31日(土)から始まるNHK土曜ドラマの「限界集落株式会社」に俳優の谷原章介さんが出演され、経営コンサルタントを演じられるのですが、そのアドバイスをさせていただきました。谷原さんに当社に来ていただいたり、私がNHKのスタジオに行ったりもしましたが、私にはとってもとても勉強になることがありました。