平成を個人的に振り返る

2019.04.24発行 Vol.341
平成が間もなく終わろうとしています。前回のメルマガでは、平成の経済を振り返った上で、令和の経済について述べましたが、今回は私自身の平成史を振り返りたいと思います。もちろん、皆さん自身も平成の時代をどうすごしたかを振り返るいい機会ではないかと思います。
私は昭和32年12月生まれですが、昭和と平成をほぼ同じ年数(昭和は31年と半月、平成は30年と4か月ほど)生きたことになります。昭和の時代の3分の2ほどは子供時代と学生でした。残りは東京銀行の銀行員をしていました(そのうちの2年間ほどは留学していたので、やはり、学生時代がほとんどと言っていいと思います。)

自分にとっては、昭和の時代は身体も精神的にも成長した時期です。自分の将来に対しても夢や希望を描けた時期だと言っていいでしょう。日本全体の経済環境も良い時代でした。
そして、昭和天皇の崩御により平成が始まりました。この平成の時期の前半は自分の人生が大きく変わった時期です。平成元年に最初の子供が生まれましたが、平成3年にニューヨークからの飛行機で隣り合わせた人が経営する従業員7名の会社に転職。その翌年に二人目の子供が生まれました。平成5年には、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。その後、在宅福祉の会社に転職しました。自分にとっては、結構激変の時代でした。自分探しの時代であったとも言えます。
そして、平成8年には会社(小宮コンサルタンツ)を設立して独立し、現在に至っています。3人で始めたスタートアップ企業だったので、かなり思い切り働きました。「人ってこんなにエネルギーが出るんだ」と思ったのもこのころでした。逆に言うと、それまでは、それほど必死にならなかったということもできると思います。

お客さまや働く仲間のおかげで、仕事は比較的順調に伸びました。お客さまも増えた上に、独立してから物書きを本格的にはじめたこともあり、そのおかげで講演に多く呼ばれるようになりました。当社で年6回の定期的なセミナーを開始し、その後会員制に移行しました。また平成10年過ぎからテレビにも呼ばれるようになりました。

そんな中で平成18年に肺がんになりました。それによって大きく人生観が変わったということはありませんが、健康にとても気を遣うようになりました。毎日を大切に生きるということもそれまで以上に思うようにもなりました。
平成が終わろうとしています。私も平成をなんとか無事に終われそうですが、個人的にはおそらく令和の時代は、昭和や平成のように体力も十分にあるわけでもなく、また時間的にも同じくらい長く生きることはできないと思います。おかげさまで、今ではお客さまやスタッフに支えられ充実した毎日を送っていますが、仕事も令和のどこかで引退の日が来ることは間違いありません。
皆さんも、平成の終わりにあたり、個人的に平成を振り返り、来たる令和への思いを考えるいい時期ではないでしょうか。

【小宮 一慶】