フェイスブックを使って思ったこと

2012.07.10発行 Vol.178
 3週間ほど前からフェイスブックを使い始めました。知り合いとの間でしか情報交換ができないというのがメリットですが、とても興味深く使っています。

 まず、知り合いのことがこれまで以上によく分かるようになりました。意外な趣味を持っている人や、遠くにいて、これまでなら簡単には知ることのできなかったような情報を得ることができます。たとえば、30年以上前にホームステイでお世話になった米国サンディエゴのホストファミリーのお父さんが孫と野球を観に行ったとか、最近イタリアに行った後継ゼミ出身の方が、イタリア語を勉強しすぎたせいでか、知恵熱が出た、などといったことが手に取るように分かりとても便利です。私も、知り合いにだけ情報を発信しているという気軽さから、日常の風景や思ったことなどをフェイスブックにアップしています。

 フェイスブック以外にも、ブログには毎日寝る前にその日の活動などを書くようにしていますし、このメルマガもおかげさまで1万人近くの方に月に2回配信しています。インターネットの普及で、情報の発信、および収集の方法が、以前と大きく違っていることは皆さんも気づいておられると思います。お金をほとんどかけずに、世界中に情報を発信し、世界中から情報を収集、あるいは、情報の共有ができるようになっているのです。言い方を変えれば、情報発信、収集、そして共有については「資本優位性」、つまり、資本を持っているところが優位という時代は終わっているということです。

 情報共有ということにも触れましたが、小さな会社でも大きな会社でも、メールは言うに及ばず、グループウエアを使うことにより、遠隔地でも情報の共有が容易になっています。仕事の進め方も変わっているのです。

 そういった意味では、情報の価値そのものよりも、それをいかに「知恵」に高めていくかということが大切になります。共有においては、知恵を出しやすくするとともに、単純な情報の共有だけでなく、知恵の共有がいかにはかれるかということが、重要になるわけです。さらには、情報量が格段に増えているわけですから、得られる情報の質をどう見分けるかという能力も大切になります。膨大な情報の中で、意味のある情報を見分けるということです。

 企業においては、従来の組織形態や管理体制の中を、これまでと違った形で情報がやり取りされているという認識が必要です。従来の管理体制や会議形態に関わりなく、情報が別の形で発信・共有され、その情報の流れを管理しにくくなっているということもありますし、この情報の流れの中に知恵が多く含まれているという認識も大切になります。これは個人間での情報の流れでも同様です。

 いずれにしても、従来とは違った形で、情報が流れているのですが、フェイスブックを見ていると、人それぞれの気づきの違いや深さ、それに加えてその方のマメさが分かって、結構面白いと感じています。ただし、あまりにこれに時間を取られないことも大切ですね。