グアムでの定点観察2015

2015.02.24発行 Vol.241
 毎年2月に、お客さまとグアムで経営戦略立案セミナーを行っています。今年も26名のお客さまにご参加いただきました。今年の会場は日航ホテルでした。この時期にグアムで研修をしてもう9年になります。私は、毎年、ほぼ同じ時間帯に海岸を歩き定点観察を続けています。

 今年、まず、目に入ったのが、昨年まで何度か建設が中断しながらも工事を続けていたホテルがほぼ完成したことです。タモン湾の一番良いところに位置するホテルですが、「ディッシュ・タニ」と言ってタイのホテルです。米国はじめ、日本や韓国資本のホテルはありましたが、タイのホテルは初めてです。これもアジアの新興国の台頭を物語っているのでしょうか。

 一方、2007、8年あたりにはホテルなどでとても目立っていた米兵の姿はほとんど見かけませんでした。見かけてもパーティー用の礼装姿で、アフガンやイラクで戦争を展開していた頃とは様変わりです。夕方に、基地に帰還する空軍機の姿も以前より少なくなったような気がしました。

 観光客ですが、春節の前の週ということもあったのか、中国人は昨年までよりかなり少なく、日本人と韓国人の姿が目立ちました。この時期、大学生の卒業旅行のシーズンで、毎年大学生を多く見かけるのですが、今年は日本企業の団体が目立ちました。社員旅行や研修旅行なのでしょうが、景気が少し良くなり、グアムまで足を延ばしたということでしょう。

 また、海岸を歩いていて目立ったのが「自撮り」です。スマホを棒の先に取り付け、自分で自分の写真を撮るものです。昨年まではそれほど見かけなかったのが、今年はビーチのいたるところで見かけました。これも、何事も人に頼らず、自分(たち)で完結するという時代の流れなのでしょう。

 もうひとつ、感心したことがあります。毎年、決まった韓国焼肉屋さんに皆で行くのですが、そこのご主人が「小宮さん、昨年は来ませんでしたね」と、店に入るなり声をかけてくれたことです。私は、昨年はグアムで体調を崩し、夜の会食を一部スキップしたのです。数年前にも「少し太りましたね」と言われてびっくりしたのですが、大きな店なのに、年に一度しか来ないお客さんを覚えているのはすごいと思いました。商売の原点をこのお店のご主人は良く知っているようです。

 おかげさまで、今年は体調も良く、お客さまともたくさんお話できたり、偶然に知り合いのご夫婦にビーチで会ったりと、私にとっても有意義なグアム研修でした。