オーストラリアで思ったこと

2014.10.28発行 Vol.233
 今年もお客さまと海外ツアーを行ないました。1999年から、同時多発テロのあった年をのぞいて、毎年ツアーを行っています。今年で15回目となりました。今年は、当社のスタッフを含めて13名がオーストラリアを訪問しました。当社のツアーでは10年ぶりのオーストラリアです。

 10年前にオーストラリアを訪問したときにも、オーストラリア経済は資源バブルの様相を呈していましたが、今回もその余韻が残っている状況でした。物価も高かったですが、街角の景気はわれわれが見た限りでは良い状態でした。

 少しオーストラリアについて説明しておきますと、国土面積は769万平方キロと日本の約20倍で、米国、ブラジルと同じくらいの広さです。そこに、日本の18%程度の2270万人が住んでいます。驚くべきは、今やオーストラリアは移民の国で、全人口に占める外国生まれの人の割合は、27%に上ります。私が中学生の頃に習った「白豪主義」はとっくの昔の話です。

 私たちは、今回のツアーで3つの会社を訪問しました。最初に訪問したのはアデレード郊外にあるJurlique社さんです。同社は日本のポーラさんの子会社ですが、たまたま私の友人が日本から同社に派遣されていることもあり、その農場を見学させてもらいました。同社はオーストラリアのみならず、全世界でオーガニック化粧品を販売していますが、その広大な農園では、オーガニックに徹底的にこだわった植物の生育がなされていました。

 次に、メルボルンのヤクルトさんを訪問し、工場を見学させていただきました。日本と同じ製法でヤクルトが製造されており、それをオーストラリアのほぼ全土に販売されているとのことでした。オーストラリアに進出し20年ですが、こちらの2大スーパーマーケットチェーンでも販売されており、オーストラリア人の生活にも根差しつつあるとのことです。

 3社目は、シドニーで三井住友海上さんを訪問し、オーストラリア経済や当地での保険ビジネスの現状についての説明を受けました。マクロ経済についても詳細に教えていただいたので、オーストラリアのことや保険のことがよく分かりました。

 私にとっては今年7回目の海外でしたが、いつも海外に出て思うことは、世界中のいたるところで日本の方たちが活躍しているということです。住みやすいところもあれば、途上国などでは結構過酷な環境の中で生活している人たちもいます。いずれにしても、住み慣れた日本を遠く離れて、精一杯暮らしながら働いておられる方たちです。ご家族を帯同されておられる方も少なくなく、子どもたちも良い意味でも悪い意味でも、日本とは違った環境の中で育ちます。そうした海外で活躍する多くの日本人のおかげで、日本経済が成り立っていることは間違いありません。日本経済が高齢化などで長期的に衰退傾向にある中で、海外で暮らす方も今後益々増えるでしょう。日本で暮らす私たちも頑張らなければならないという気持ちになりました。